2026年8月7日金曜日

長崎聖堂関係

・ 長崎聖堂と長崎盲唖院—「中島聖堂由来記」を中心に(2016.11.13)

https://www.tmtkknst.com/2016/11/13/nagasaki-seido/ 

・岡本隆司「長崎の聖堂と孔子廟:日中の近世と近代」『史林』第101巻第6号、2018年、109-126頁。

・张哲「中国侨商与长崎孔庙的兴替」『国际汉学』2024年第4期、78-86頁。

2025年1月14日火曜日

土田健次郎「儒教とは何か」

 土田健次郎「儒教とは何か」、大月杏奈ほか編『儒教のかたち こころの鑑:日本美術に見る儒教』(展覧会図録)サントリー美術館、2024年、8-14頁。

日本の歴史に儒教が果たした役割が簡潔かつ見事にまとめられている。長年の研究で練り上げられた独自の視点と語り口が光っている。こういう文章を図録で読めるのも嬉しい。展覧会もとてもよかった。

2024年10月6日日曜日

堀田仁助

 明和2年(1765)9月20日付で「堀田兵之助」が渋川図書光洪宛に提出した、天文暦術の誓約書が現存する。これは津和野藩士の堀田仁助(1745-1829、通称ははじめ兵之助、号は泉尹)のことだろう。堀田は天明3年(1783)に幕府天文方属員となり、寛政改暦にも参加し、また地理学・地図学の分野で業績を残した。堀田は山路の弟子の藤田貞資に和算を学んだが、渋川光洪の暦術の弟子にもなっていたことは、残される史料の内容から考えて、ちょっと意外で面白い(当時の文脈では当然のことだったかのかもしれない)。

2024年5月28日火曜日

小林謙貞のその後

1.古賀『長崎洋学史』上、天文、244頁に「糸屋氏は、小林氏の親族であったらしい」と言っている。「小林謙貞伝」には盛り込めなかったが(注37に盛り込むべきか)、古賀がそういうなら、何か典拠があるのだろう。

2.晧台寺墓の最上段の糸屋家墓地に「みつかわ」銘の墓碑があった。元禄期の万屋町水帳にも「みつかわ」あった。『村山東庵とその一族』にも、みつかわが、村山氏と関係があったことも書いてあったはず。

3.樋口権右衛門の免許状については、林鶴一『和算研究集録』をとっかかりにするのがよいかもしれない。

2024年5月27日月曜日

慶長六年具注暦の「時正」

[舟橋秀賢]筆『慶長六年具注暦』京都大学附属図書館 6-04/ケ/1貴
https://rmda.kulib.kyoto-u.ac.jp/item/rb00008026

2024年5月10日金曜日

デザイン論法

1603・4年イエズス会日本年報(報告集第Ⅰ期第4巻、277頁) 

 ここに、日本の高貴できわめて古い家系の異教徒の若者がいた。彼はかつて太閤様の小姓を務め、現在は福島(正則)殿に仕えており、彼の一寵臣の嗣子である。この男は禅宗に属し、その宗派の仏僧たちは多額の金を支払う何人かの人たちに或る種の黙想(坐禅)をさせる習わしだが、(仏僧らは)彼にもそれを行なわせた。その黙想は、救済はなく、我々に見えている肉体的なこれらすべてのものには外見的なもの以外には真の存在はないと要約される。つまり、万物はこの現在の生をもって終るということである。そして、生来、この若者は才能に優れ雄弁なので、友人のキリシタンの兵士たちとつねに大論争を交わしていた。

 ついに、或る時、他の二人のキリシタンといっしょにこの城のある場所を見張ることになった際に、論戦はすさまじいものとなり、嗄声になるまで一晩中をそれに費やし、最後に、説教を聞きに来い、そうすればどんなに誤っているかが判るであろうということになった。彼は、彼らの言うことに同意して聞きに来たが、それは、改宗するよりも論争したいと思ったからである。このようにして、初回の説教では、物凄い怒鳴り声をあげ、ひどくしつこく言い張ったので、説教している広間では彼のせいで話し声が聞こえぬほどであった。

 二回目には、天と地と万物の創造者が存在することを証明した根拠の有効性を見て、若干穏やかであった。そのため、その後、聞いたことを一人だけで考察し始めた。そして、自然の光が教えることにすべてがかなっていることを見出し、空が澄みわたり清朗な或る夜、月と星を長い間注意深く眺め、それらがいとも規則的な歩みで運行し、少しずつ西に近づき、ついに若干の星が地平線の下に沈むことに気づいた。そして、このことから、この世の秩序と調和に思いを巡らしていった。こういうわけで、デウスの恩恵をもって次のように結論した。これらすべては万物のあの第一原因、(すなわち)キリシタンの教えがデウスと呼んでいるものの明白な作用以外の何物でもありえない。したがってただ(この教え)のみが真実であり、仏僧たちから学んだすべてはまったくの誤りと見せかけである、と。

2024年3月27日水曜日

『スヘラの抜書』関連文献

A growing bibliography of what has been written on Sufera no nukigaki スヘラの抜書

last updated: 2024.3.27

<primary sources>

Sufera no nukigaki スヘラの抜書. Herzog August Bibliothek, Cod. Guelf. 7.5 Aug. 4°, ff. 318r‒423v (the corresponding digital images are numbered 765‒850). The digital images are available on libraryʼs website: http://diglib.hab.de/mss/7-5-aug-4f/start.htm.


<secondary materials>

Osterkamp, Sven. 2020. “A Rediscovery in the Herzog August Bibliothek. The Wolfenbüttel Manuscript of the Jesuit Compendia of Philosophy, Theology and Cosmology in Japanese Translation.” HABlog. Accessible at https://www.hab.de/en/a-rediscovery-in-the-herzog-august-bibliothek/.

平岡隆二. 2022. 「東西コスモロジーの出会いとキリシタン文献」、岸本恵実・白井純編『キリシタン語学入門』八木書店、2022年、39-40頁。

ノイツラ・ゾフィー(Neutzler [Takahashi], Sophie). 2022. 「日本イエズス会Compendiaの新出写本とその表記」、第397回日本近代語研究会2022年度秋季発表大会口頭発表、https://www.academia.edu/103043398

Osterkamp, Sven. 2023. “The Textual History of the Jesuit Compendia in Latin and Japanese as seen from the Newly Identified Manuscript at Herzog August Bibliothek, Wolfenbüttel.” Historia scientiarum 32-2 (2023), pp. 63‒87.

Hiraoka, Ryuji. 2023. “The discovery and significance of Sufera no nukigaki (Selection on the sphere), a Jesuit cosmology textbook in Japanese translation.” Historia Scientiarum 32‒2 (2023), pp. 88‒116.

Kishimoto, Emi. 2023. "Stairway to the Stars: Jesuit Training and the Dictionarium Latino Lusitanicum, ac Japonicum (1595)." in Lachaud, François and Bussotti, Michela eds. Mastering Languages, Taming the World: The Production and Circulation of European Dictionaries and Lexicons of Asian Languages (16th–19th Centuries). EFEO: 2023, pp. 61-76.


長崎聖堂関係

・ 長崎聖堂と長崎盲唖院—「中島聖堂由来記」を中心に(2016.11.13) https://www.tmtkknst.com/2016/11/13/nagasaki-seido/  ・岡本隆司「長崎の聖堂と孔子廟:日中の近世と近代」『史林』第101巻第6号、2018年、109-...