2019年1月17日木曜日

2018年の仕事

《論文》
平岡隆二「クアトロ・ラガッツィ外伝:出会いと発見の騒動記」、長崎県美術館編『クアトロ・ラガッツィ 桃山の夢とまぼろし―杉本博司と天正少年使節が見たヨーロッパ ―』(展覧会図録)長崎県美術館、2018年、174-179頁。

Ryuji Hiraoka, "Hendrik Duurkoop's Gravestone" in Leon Bok and René ten Dam (eds.), Buried at the Other Side of the Bay: Remains of Dutch Funerary Heritage in Japan from the Era 1609-1870, [The Netherlands]: Brave New Books, 2018, pp. 67-81, 104-106.

Ryuji Hiraoka, “Jesuits, Cosmology and Creation in Japan’s “Christian Century” (1549–1650)”, in Luis Saraiva and Catherine Jami (eds.), Visual and Textual Representations in Exchanges between Europe and East Asia (Singapore: World Scientific, 2018), pp. 223-243.(分担執筆)。

平岡隆二「小林謙貞伝-長崎の史料を中心に-」、『長崎学(長崎市長崎学研究所紀要)』第2号、2018年3 月、19-33 頁。(査読無し)

《書評》
嘉数次人『天文学者たちの江戸時代-暦・宇宙観の大転換』、『科学史研究』第III期第57巻(No.286)、2018年7月、155-156頁。

《学会発表》
Ryuji Hiraoka, “Jesuits and Western Clock in Japan’s ‘Christian Century (1549-c.1650)’”, The Second International Conference on History of Mathematics and Astronomy ‘Science and Civilization in Ancient World’, Northwest University, at Xi'an, China, 2018 December 2-8 (招待発表).

Ryuji Hiraoka, “Jesuit Cosmology in 'Christian Century (1549-c.1650)' Japan”, 中国科学院自然科学史研究所学術報告, 中国科学院自然科学史研究所(北京市), 2018年8月3日。

平岡隆二「『天経或問』の写本流布と和刻本の出版」、日本科学史学会年会、於東京理科大学葛飾キャンパス、2018 年5 月23 日。

《講演》
平岡隆二「宇宙へのまなざし-古代ギリシャから江戸時代まで-」、スペシャル・ナイト“眠れなくなる宇宙のはなし”(大阪市立科学博物館主催)、於大阪市立科学館プラネタリウム、2018年3月3日。

《競争的資金》
文科省科学研究費・基盤B「近世日本数理科学史の領野横断的研究の実践」研究分担者。研究代表者・佐藤賢一(電気通信大学大学院准教授)、2018~2022 年度、1534万円。概要:関連史料群の領野横断的共同研究を実践するとともに、文献史料の校合支援システムの構築を目指すもの。

0 件のコメント:

コメントを投稿

堀田仁助

 明和2年(1765)9月20日付で「堀田兵之助」が渋川図書光洪宛に提出した、天文暦術の誓約書が現存する。これは津和野藩士の堀田仁助(1745-1829、通称ははじめ兵之助、号は泉尹)のことだろう。堀田は天明3年(1783)に幕府天文方属員となり、寛政改暦にも参加し、また地理学・...