2010年4月3日土曜日

羅典神学校蔵書印(長崎の印章09)

印文(a)「長崎大浦羅甸校印天主堂」(縦長方・陽・朱)、(b)「聖教学校印」(縦長円・陽・朱)、(c)「長崎大浦天主堂附属傳道校印」(方・陽・朱)
(a)南懐仁『教要序論』1867年 <長崎歴史文化博物館 11_161-1>、(b)陸安徳『善生福終正路』1852年 <11_158-2>、(c)トマス・ア・ケンピス『遵主聖範』<11_153-2_1>

旧羅典神学校」(長崎市南山手町。国指定重要文化財)は、パリ外国宣教会のB.プチジャン神父(1829-1884)の計画のもと、M.M.ド・ロ神父(1840-1914)の設計により明治8年(1875)に完成したカトリックの神学校。ラテン語での講義も行われたという同校の存在は、近代日本におけるカトリック教会の再興、および「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」(2007年ユネスコ世界遺産暫定リスト掲載)の成立においても重要な位置づけを占めている。

同校はその後移転を繰り返し、往時の蔵書は散佚してしまったが、その一部が県立長崎図書館に収蔵されるに至り、現在は長崎歴史文化博物館に移管されている。

<参考文献>
『幕末明治期における明清期天主教関係漢籍の流入とその影響に関する基礎的研究』(文部科学省科学研究費補助金、代表・柴田篤、1991-1992年度)([福岡]、1993年)。

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