2010年3月15日月曜日

東京・ミクロコスモス・展覧会

週末に上京しミクロコスモスの出版記念会に参加してきた。懐かしい方がたや初めての方がたと色々お話することができ、大変有意義な時間を過ごす。お世話いただいた紀伊国屋書店さん、月曜社の小林さん、平井さん、ありがとうございました。

ライデンの友人が偶然東文研にクーリエとして来ていたので、空いている時間に一緒に東京見物しつつ、あちこち展覧会にも行ってみた。東博の等伯は、行列が90分待ちだったので、残念ながら断念。代わりにお気に入りの上野東照宮を案内しようとしたら、修復中で入れなかったのにはまいった。

◇六本木・サントリー美術館「おもてなしの美:宴のしつらい」

同館の所蔵品展。1つの屏風が気になり、目が離せなくなった。これについてはちょっと調べてみなければならない。

◇六本木・21_21「クリストとジャンヌ=クロード展」

これはおもしろかった。現代アートに興味のある人は走って見に行くべし。しかしあれだけ巨額のプロジェクト群を、自らの作品の売却費で回していたというのは、まことに信じがたい。

◇永田町・憲政記念館 常設展

映像関係が充実。国家の観点から日本の近代化について展示化したらこうなるのだろう。

◇本郷・東大博物館「命の認識」

東大の遠藤さん渾身の力作。遠藤ワールド全開で、業界で話題になっているのもうなづける。

◇目白・永青文庫「細川サイエンス」

東大に貼っていたポスターを見て存在を知り、飛行機の時間を気にしながら、本当に走って見に行った。渋川春海の天球儀や司馬江漢の地球儀は圧巻。他の出品作品や解説も充実しており、走った甲斐があった(ただしPetri ApianiはPetrus Apianusとすべき)。コルディエの旧蔵書がこちらにあることは初めて知ったが、目録はあるのだろうか。

本郷の図書館に入れなかったことなど、いろいろ誤算はあったが、大変充実した東京滞在でした。

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